子供の頃から建築に興味があり、大学、大学院と建築学科で学びました。建築学科といっても私は環境学を専攻していたので、人間の生活を取り巻く環境や都市設計、地域のコミュニティに興味を持って研究していました。教授の紹介でリブランを知り、リブランでなら自分の興味やこれまでの研究を生かせると思い入社しました。
リブランの最大の特徴は、住まいの「あり方」を考えるところから開発が始まるところです。事業企画部としては、まずそれぞれの土地の特性を踏まえて、住まいの基本コンセプトを設定します。次にそのコンセプトをもとに、戸数や間取りなど、具体的にどんな建物を造るかを企画していきます。「思想」という大きいテーマで取り組んでいるので、具現化された住まいにブレがあってはいけません。住まいの隅々までその「思想」が行き渡っている必要があります。建物内部のプランだけでなく、周辺との調和を考えた共用スペース、選ばれた建材、内装材のすべてが「思想」を反映していなければならないのです。やりがいのある仕事ですが、期間やコストなどなど制限がある中で、学生時代の理想をビジネスとして実現させる難しさを感じながら取り組んでいます。
日本の集合住宅の歴史を振り返ると、50年前誕生した最初の公団住宅は、キッチンを主役にした、当時では新しい「思想」の住まいでした。それまでの日本の住まいは、台所が奥まった土間にあり、どちらかと言うと暗いイメージでした。ところが、居間のすぐ傍にキッチンを設けた公団住宅は、それまでなかった「思想」を人々に与え、新しい暮らしを家族に実現しました。その後、対面キッチン、アイランドキッチンとその「思想」は進化を続けています。リブランの仕事は、こうしたそれまでの住まいを根本的に変える「思想」を世の中に提案することです。人々の人生をもっと楽しく、充実したものにするための「思想」ある住まいを企画して、新たな市場を創り出したいと考えています。
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